職人気質
2020年10月20日
10年くらい前から、「寿司屋のかみさんシリーズ」でも有名な、佐川芳枝さんの作品が大好きで、著書はすべて読んでいました。著者の佐川さんは、東中野にある「名登利寿司」のおかみさんで、エッセイや小説なども執筆されている作家さんです。
それで、久しぶりに本を調べてみたら、おかみさんのご主人である大将が亡くなったことを知りました。
ミーハーかも知れないけど、数年前に東京に行った時に、お店に予約して行ったことがありました。
もう~本物のおかみさんにもお会いできて超感激。
大将と息子さんとおかみさんの温かい笑顔の中、お話をしながら、「これが本に出て来るお寿司だ!!」と、初めて江戸前寿司というものを堪能できて、思い切って行って本当によかったと思ったものです。
その日、娘と行ったのですが、娘はカウンターでお寿司を食べるのも初めてということもあり、食べようとお箸で持ち上げたマグロの握りを転がしてしまいました。
すると、大将が落っこちないように、かんぴょうで巻いた新しい握りを、笑いながらさっと出してくださったことを昨日のことのように思い出します。
そんな大将の人柄がそのまま生きているような「名登利寿司」
息子さんが後を継いで、今も佐川芳枝さんは寿司屋のおかみさんと執筆で活躍されています。
また、いつかお店に行きたいなぁ。
