ローカルフード
2017年03月25日
鹿児島のローカルフードのひとつに「あく巻き」があります。
全国的な節句で食べる「ちまき」とは少し異なり、竹の皮に餅米を入れて、木などを燃やして出来る灰から出る灰汁で煮るという・・・ど、どうしてそんな灰の汁なんかに浸けるという発想を?いつ、誰が思いついたのか?
それまでは、「あく巻き」にほぼ関心がなく、買ってまで食べることもなかったのに、昨年お客様から手作りのものを頂き、それがおいしくてはまってしまったのです。
でも、まさか自分で作る日が来るなんて・・・(感涙
聞くところによると、作るのが面倒なので、田舎の方では五右衛門風呂のような大釜でいっぺんに作るらしいです。と言っても、最近では、灰から作らなくても「あく汁」が売っているし、圧力鍋を使えば1時間程度で出来てしまいます。
そして出来たのがこれ。
灰汁に米を浸けるとか、竹の皮で包むのも保存食という意味では、昔の人の知恵なのでしょう。薩摩藩が、戦の際に、保存のきくあく巻きを持って行って、体力を保ち勝ち続けられたらしい・・・昔の人はすごいです。
そして、私は、ただおいしいという理由だけで、しばらくは作り続けそうな予感です。(笑)