引き続きギターの話だ。
前に書いたように、基礎の部分と言うか、ドレミファソラシドのやつが本当に出来ない。
しかも、何もやってないわけではなく、毎夜毎夜少しずつでも練習して行くのにだ。
楽器というのは、お花や絵画や俳句などとは違って、下手さがはっきり浮彫りになる。
先生はギター愛がものすごく強い方で、熱心に基礎を教えてくださる。
音符の長さもいい加減にしない。腕の振り方や指のおき方、ピックの持ち方などもそのひとつだ。
それが私に追い打ちをかける。それの10分の1も出来ないからだ。
最初は、「ギターをたまに触って楽しんでくださいね!」ってやさしく言われてたのに、
「速い!」とか「合ってない!」とか言われるだけで、涙がこぼれそうになる。
でも、これも自分が少しずつでも成長しているからだと思いたい。もし、先生から何も言われなくなったら、匙を投げられたと同じと考えられはしないか?と自分で自分を励ます。
ギターが弾けないくらいで、また大げさな~と自分でも思う。何かもうダメダメ人間になったような気になるのだ。
やることがいっぱいあるからとか、練習する暇がないとか言い訳はいくらでも並べられる。
しかし、私は仕事に明け暮れていてはダメな人間になると、こんな状況だからこそ何かしたいとギターを始めた。
忙しいと言い訳をするくらいなら、最初からギターなんかやるなよって話だ。
それなら、何かを削ってギターの練習時間を増やすしかない。う~ん。仕事と勉強以外で削れそうなもの。本もちょっとは読みたい。あとはテレビの時間か…
10月に大分に数人の仲間で旅行に行く予定である。流行りの「グランピング泊」というやつだ。
そこで、リクレーションの時間があって、「橋口さんギター弾いてよ~」と言われた。
いやいやいやいや~無理無理無理。
と抗うがそれが通るはずもなかろう。なぜなら、私がギターを始める前に勘違いしていたように、ギターって簡単に弾けそう。とみんな思っているからだろう。でも、やるしかない。というか、別に発表の場でもないんだから、みんなで楽しく歌ってもらうお手伝い?くらいの気持ちでどうだろうか。
しかし、やっぱりいつでもどこでも弾けるよ!くらいのレベルには仕上げたいよな~
こうしてチャレンジのハードルは上がっていくのだ。