生ざわわ
2022年09月09日
昨夜行ってきました「森山良子リサイタル」へ。
コロナになって3年、それまでは当たり前だったコンサート・ライブなどが制限されて
私の中では、コロナ前よりコロナ後の方が明らかに、生の歌声や落語やお芝居を行くチャンスを逃さないようになった。
そして昨夜の森山良子である。
声も美しくて、楽しいおしゃべりからも気さくな人柄がにじみ出ている。
でもそれはTV等でも知っていたことだ。
しかし、あの「さとうきび畑」は、TVやCDなどでは伝わらないものをはっきり感じた。
歌が始まり、ギターがぽろんと鳴る…
もうダメだ。
その後はもう泣きっ放しである。周りの人達も皆涙をぬぐっている。
一緒に行った友人の母90才(娘ではないが、ばあばと呼ぶ)は小学校の時に父親が戦死して、お骨も戻って来なかったそうだ。家でもこの歌を聞くと涙が出るとも言っていた。
歌詞の中の「この悲しみは消えない」と、その通りだと思った。
しかも、清水ミチコ(みっちゃん)のざわわはライブで何度も聴いたことがあって、「ほんとにそっくり!!」と思っていたけど、当然のことながら本物はまったくの別物だった。(笑
しかし、森山良子74才とは驚きだ。
パワフルとしか言いようがない。
感無量で、「この広い野原いっパイ」と言う名のパイをお土産に買って帰る。
はっきり言って、仕事やら何やらもうぐちゃぐちゃで、かなりヤバイ状況ではある。それでもこれからも、いいものを見たり、聴いたりする機会は逃さない姿勢を貫いて行こうと思う。