長寿の秘訣
2023年04月28日
私はだいたい毎日温泉に行く。
温泉に行かないと1日が終わらない気がするほど。
桜島の噴火はイヤになることは多いけど、やっぱり火山の恩恵である温泉王国鹿児島に住んでいてよかったと常々思う。
私はいつも行く温泉が決まっているけれど、たまに時間がない時は、歩いて行ける温泉に行ったりもする。
温泉というところは、毎日通っている常連さんが多い。
「今日は早かったね!」とか「もう帰るの?」等などいう会話からもよくわかる。
温泉によっては、常連さんの温泉道具など私物を預かっておいていたりしているところもあったりする。
それに、何となく常連さんが新顔の様子を見ていたり、ちゃんと洗っているかなど
監視まではいかないまでも、なんとなーく見られているような気がする。
ある温泉では、「注目!湯船に入る前は、たとえホテルや家で入ってきたとしても必ず全身をよく洗ってからお入りください!」とでっかい張り紙もあったりする。
たぶん、常連さんが番台の人に言って書かせたんだろうな~
早い話、常連さんが幅を利かせているといった風だ。
そうかと思うと、違う雰囲気のところもある。
そこは、もちろんご年配の女性が多いけど、新参者の私にも、にこやかにお話かけてくださる。
ある日、80代かな?と思われる方が、いつもここの温泉水を持って帰って飲んでるんだとおっしゃっていた。
なんと、御年97才と言う。
全然100才に近い年には見えない、若々しさだ。
風邪も引いたこともないくらいお元気だそうだ。
その方が、温泉水を持って帰りなさいとおっしゃるので、こんなに元気に年をとれるならぜ是非にと、持っていた小さなペットボトルに入れて帰ろうとしたところ、私の温泉バッグになんと、1リットルほどの温泉水の入ったペットボトルが突っ込んである!!
その方が「ばあちゃんは1本でいいから、持って帰りなさい。」とのこと。
なんと、御親切な…
長寿の秘訣はここにありと納得した。